スペインの旅

     アンダルシア レンタカー爆走の旅 
                 
                             

 

                        
 
 

これは、2005年11月24日から8日間のスペイン・アンダルシア地方を自らの運転で巡る旅(1,500キロ)の記録です。

 アンダルシア地方とはスペインの17自治州の中のひとつの地方でアルメリア、カディス、コルドバ、グラナダ、ウェルバ、
ハエン、マラガ、セビーリャの8県からなります。
スペイン全体の面積は504.782平方キロメートル(日本の1.4倍)。
そのうち、アンダルシア地方の面積は87.268平方キロメートル(スペイン全体の約6分の1)。
北海道より少し大きいくらいで、緯度は日本の関東地方とほぼ同じくらいです。上記地図の下の部分がアンダルシア地方です。
今回の旅はマドリードのバラハス空港からレンタカーを借り、ドライブをしながら
毎日宿泊地を変えていくというかなりへヴィなものです。
1日目トレド、2日目グラナダ、3日目マルベーリャ、4日目セビーリャ、5日目コルドバ、6日目再びトレド。
 スペインの道路状況はたいへんよく、都市と都市を繋ぐ道路はよく整備されていて平均速度は遅い車でも
時速110~130キロくらいです。実質、高速道路と呼べますが料金はほとんどかかりません。
日本との大きな違いはもちろんヨーロッパですから右側通行ということ。そしてかなりの都市中心部でない限り交差点にほとんど
信号機がありません。
信号機のかわりはラウンドアバウトというシステムです。交差点が円形(放射状)になっていて円内を走っている車に注意しながら
自分も円内に侵入していき、進行したい方向に右折していくという方法です。これは慣れるまで大変です。


8日間のスケジュールのうち、飛行機での移動が行きと帰りにそれぞれ1日かかるのでスペインには6泊ということになります。
美しい景色にであえるか?うまいものを食えるか?熱い音楽が聴けるか?素敵なスペイン人とのふれあいは・・。
同行者を伴う2人旅ではありますが、各地の見所、音楽、たべもの、車での移動中のことなどを綴っていきましょう。


1日目トレド

ドンデ・エスタ・・?

 今回の旅で、はたして「ドンデ・エスタ・・?」と何十回言っただろうか?
これはスペイン語で「・・は、どこですか?」の意味です。

オランダのアムステルダムでのトランジットを経てマドリッドのバラハス空港に午後7時ころ到着。
無事、荷物を受け取りハーツレンタカーのオフィスに直行する。
オフィスにはスタッフが3人いたが受付業務をするのは1人だけ。ぼくの前に1組のカップルとビジネスマンが並んでいたが
残りのスタッフの2人はおしゃべりに興じている。日も沈んで外は真っ暗なので、はやくしてくれ!と思うがここはスペイン。
スペイン人はのんびりとあわてない気質なのだ。なにせ昼食に2時間くらいかける人々なのだから。
 あわててもしょうがないので、あきらめてぼくもスペイン人の気分でのんびり待つことにした。
やがて、ぼくの順番になり国際免許証・パスポート・クレッジトカードの提示、保険や住所の確認を済ませ
フォードのきれいな車をゲットした。そして今日の宿泊地「トレド」への道の説明を聞きハンドルを握り、
いざ暗闇のスペインのハイウェイに飛び出していったのだ。
 
 地図上ではマドリッドからトレドは100キロくらのシンプルな直線道路です。
しかし空港から各地に向けてへのジャンクションはたいてい複雑なもので、案の定
運転開始5分後には道を誤ってしまったことを悟ってしまった。
このまま走っていても道を人に尋ねることができないので、とりあえずハイウェイを降りることにした。
しばらく細い通りをぐるぐる走っていると車に乗りかけている、おじさんを発見。「トレドへの道はどこですか?(泣き)」
尋ねたおじさんは、やたら煙草くさかったがとても親切な人でスペイン語能力のよわいぼくをトレドへの道の正しい入り口まで
彼の車で先導してくれたのだった。
このおじさんを今回の旅でであった優しいスペイン人の第一号に認定することにした。

 なんとか、9時過ぎにトレドに到着することができたが、予約していたパラドール(国営ホテルで景色がウリ)は山の中腹にあり
これまた道に迷いに迷い結局10時の到着。くたくたになってビールだけ飲んで早々に寝てしまった。
しかし、目覚めて広がった古都トレドの美しさといったら・・。
トレドはかつてスペインの首都であり、防御の機能もあったであろうタホ川が街を取り囲むようにゆったり流れ、
まるで幻想の中に浮かぶ島のようです。

   
 早朝のトレド    パラドールの部屋から

明日はグラナダにむけて出発だ。また何回「ドンデ・エスタ・・?」と言わなくてはならないのだろうか。

 2日目グラナダ

アルハンブラ宮殿はやっぱり遠かった

 2日目は今回のレンタカー旅で最も長距離を走る日である。地図上ではおよそ350キロから400キロくらい。
昨夜はチェックインも遅く、時差や運転の疲れもあって食事もとらずに寝てしまった。朝7時に起床し、パラドールの
コメドール(食堂)へ行くと、ビュッフェタイプの朝食だ。
さすが国営高級ホテルである。豊富な生ハムやチーズの質はなかなかよかった。安いホテルでは、
ただしよっぱいだけの生ハムやひからびたようなチーズがよくでてくる。
一番は新鮮なトマトで作ったトマトソースだった。これをスペイン風オムレツにかけて食べるとたまらない。
スペイン風オムレツとはじゃがいもが入ったオムレツのことでスペインのホテルでは必ずメニューにある。
おいしい朝食をどか食いして、満足の気持で午前8時半トレドから出発。
天気は最高である。イベリア半島を南へ快適なハイウェイを走る。抜けるような青空だ。
ついついアクセルを踏み込んでしまう。

   
 ドンキホーテの風車  青空、荒野、よく見かけるばかでか牛の看板


 途中、コンセグラという小さな町に立ち寄り、おみやげやワインを買い、ハエンのあたりのドライブインで遅い昼食をとった。
この日はあまり寄り道をせず、はやくグラナダに近づいていておきたかった。
午後4時、ハイウェイを降り、グラナダ市内に入ることができたが、大都市であるのと夕方の時間も重なりたいへんな渋滞である。
今夜のホテルはアルハンブラ宮殿の近くのトリップ・アルバイシンというホテルだ。
 今回の旅行で苦労したのは、毎日変わるホテルをあらかじめ予約していたので必ず、目的のホテルに
自らの運転でたどり着かなくてはならない点だ。
ホテルの地図はホテルのインターネットサイトからプリントアウトして持っていったがホテルを中心とした簡易的な地図なので
車で都市部に入り、ぐるぐると迷ってしまうともうその地図はほとんど役に立たなくなってしまう。
グラナダでも迷いに迷いました。地図で見るホテルの場所がアルハンブラ宮殿の近くにあったので
とりあえず宮殿を目指すことにしたがここすら辿りつくのに、さらに1時間くらいかかってしまった。
ぼくの勝手な思い込みでアルハンブラ宮殿は繁華街、もしくはその付近にあるものと考えていた。
しかし、実際は繁華街から離れた山の上に存在したのだ。
道行く人に何度も「ドンデ・エスタ・アルハンブラ?」と尋ねるが、地元の人もよくわからない様子。
あんなに有名なアルハンブラ宮殿を地元の人が知らないなんて・・?
しばらくして気づきました!日本人はアルハンブラと発音するがスペインでの発音はアランブラだった。
「Alhambra」というスペルですが、hは発音しないからアランブラになります。
スペイン語を少しは勉強してるつもりでしたが、ギター曲で有名な「アルハンブラ宮殿の思い出」が
無意識にあたまの中にあったのでアルハンブラと連呼していました。
スペイン人に伝わるわけないのです。しばらく気づかず情けない・・。
時間がかかったが、あたりが薄暗くなり始める頃、ようやくアルハンブラ宮殿に辿りついた。
見学は明日にすることにしてホテルに向かった。ここまでも一方通行の多さに泣かされつつ午後6時チェックイン。
ホテルはヨーロッパの都市にありがちな殺風景な部屋であまり印象がない。
昼食が遅く、あまりおなかもすいていなかったのでホテルでワインを飲んで早めに寝た。

 翌朝、ホテルでビュッフェタイプの朝食をとるが昨日のパラドールほどうまくない。(しかたないか・・)
チェックアウトして昨日、外観だけを確認していたアルハンブラ宮殿にむかう。
天気もよくご覧のようにどこでシャッターを押しても絵になる美しい宮殿です。すべてゆっくり見て歩くと半日はかかるだろう。
 仕事がら今まで数え切れないくらい「アルハンブラ宮殿のの思い出」を弾いてきました。
まだ見ぬアルハンブラ宮殿に思いを馳せながら・・。
初めてアルハンブラ宮殿を訪れたこの時、感動でぼくの頭の中では「アルハンブラ宮殿の思い出」が響き渡っていた!
・・と、いうわけでもなかったが、美しさに胸うたれました。

   
   


3日目マルベーリャ

地中海は輝いていた

 3日目の朝、アルハンブラ宮殿を見学して午後12時に今日の宿泊地・マルベーリャにむけて出発する。
距離は150から200キロくらいでイベリア半島を南に向かって走り、地中海を目指す。今日も天気は最高で気分がいい。
 やがて目の前に広がる地中海はきらきらと輝き、そして海岸に点在する白い町とのコントラストがまた感動的だ。
条例か何かで家の壁は白くするよう定められているらしい。
 

  午後1時過ぎ、お腹がすいたので海岸から少し山を登ったところにあるフリギリアという小さな町に立ち寄る。
ここはまったくの行き当たりばったりで、ガイドブックにも載っていないような小さな、しかし圧倒的に白く美しい町である。
町の入り口には広場があり、レストランが一軒、生活に関わる雑貨店が数軒ある程度だった。
レストラン以外の店は皆、昼休みで閉まっており、レストランの前にあるバスがいつくるかわからないようなひなびたバス停で
数人のおじいちゃんたちがベンチでのんびりとおしゃべりしている。
おそらく、そこでバスを待っているわけではなく、ただおしゃべりするには便利な場所なのだろう。
 その一軒のレストランに入ることにした。スペインの昼食は午後2時くらいからが本番なので
小さなレストランにはまだお客さんはぼくたちの他に1組しかいない。
ショーケースの中には巨大な魚介類、肉、デザートなどが並んでいてうれしくなる。
ウェイターのおじさんはとても親切で、いろいろとショーケースの魚や肉を説明してくれた。
どれも新鮮でおいしそうで迷ったが魚介のスープ、すずきのにんにく風グリル、ラム料理を注文することにした。
車の運転があるので、ここでワインが飲めないのは残念だが料理が出てくるまで、見知らぬ異国のレストランで潮風を感じながら
ぼーっとするのもよいものだ。
 そして、やがて運ばれてきた料理の味は今回の旅の中で一番だった。
観光地ではない、地元の人を相手にした素朴なレストランだがたいへんな実力者!
こういう偶然の大ヒットがあるから行き当たりばったり旅がやめられない。
どの料理も巨大で絶品。スペイン料理といえばオリーブオイルがきついイメージがあるがここの料理はそのようなこともなく
日本人の味覚にもぴったりと思う。
値段も高くはない。東京で同じものを注文したら、かるく3倍はとられるだろう。
すべての皿には付け合せとして巨大じゃがいもの蒸かしたものがついてくる。これもおいしかった。
残念ながら量が多すぎて完食することはできなかったが大満足のレストランだった。
 昼食後はのんびりドライブして、ミハスという町に寄り道して午後7時マルベーリャのホテルに到着。

   
   
   フリギリアの昼下がり


4日目セビーリャ

セビーリャのギター弾き恐るべし

 
 ぼくは、とにかく海沿いの道が大好きだ。車やバイクや電車でも何でもいいから海沿いを潮の香りを感じながら走ることが。
昨日からの地中海のドライブは素晴らしかった。まさに海は輝いていていた。
今日は再びイベリア半島を北へ向けて内陸部を走ることになる。目的地はセビーリャである。
寂しいことだが心の中で再会の約束をして、地中海に別れを告げる。

 マルベーリャのホテルでは朝食をとらず午前9時チェックアウト。このあたりの海岸をコスタ・デル・ソルという。
太陽の海岸という意味だ。車を走らせ海岸沿いのカフェで朝食をとった。今日も晴天だ。

   
 海のむこうはアフリカ  コスタ・デル・ソル 

 今日の移動距離は約300キロ。ひたすらまっすぐの快適ハイウェイだ。
午後4時セビーリャに到着。今夜のホテルはアルフォンソ13世という。
セビーリャの中心地にありホテルというよりほとんどお城のような立派な建物だ。
チェックインして早速、活気溢れるセビーリャの街に繰り出す。ここは闘牛とフラメンコの本場、
見るべきものがたくさんありそうだ。
 ホテルの前に観光馬車の乗り場があったので、ざっと観光スポットを流してみるつもりで30ユーロで同行者と乗ることにした。
ホテル前から出発し、車もぎゅんぎゅん走る街中をグアダルキビール川に沿って、ゆっくりと馬に引かれてゆく。
広大なマリア・ルイサ公園そして、スペイン広場を巡る50分くらいのコースだった。
美しい街並みを見ていると寒さもそれほど気にならない。

   
 これに乗りました  スペイン広場


 マリア・ルイサ公園は夕暮れ時で、たくさんの市民がくつろいでいた。
この公園内を観光馬車で走ったのだがこの時、われわれの前に(正確には横に)突如として
「ギター弾き語りフラメンコおじさん」があらわれたのだ。
初老のやせたジプシーといった風情です。
彼はどこからともなく現れ、ギターを弾き歌を歌いながら馬車の横を伴走するのだ。
馬車に乗った観光客を見つけると、馬車とともに走りながらフラメンコを披露し、お金をいただくのだろう。
馬車を操る運転手も慣れた様子で、うるさいなと言わんばかりに彼を引き離そうと馬車のスピードをぐんぐん上げていく。
しかし、「ギター弾き語りおじさん」はひるまないのだ。
口も手も休むことなくフラメンコを演奏しながら全速力でぼくたちを追いかけてくる。
正直、なかなかいい演奏だったのでゆっくり聞きたい気持ちでもあったのですが・・。
走る馬車から、ぼくは彼に1ユーロを渡すと静かに微笑みやっと足をゆるめるのだった。ゴクローさまです。
しかし、なかなか関心しました。さすがフラメンコの本場です。
ギター伴奏の合間にもしっかりピカード(スケールの早弾き)が織り込まれていました。
ぼくは、この時、人間はこんなにも全速力で走りながらギターが弾けるものかと知ったのでした。

 夜はかつてのユダヤ教徒の居住区であったサンタ・クルス街をそぞろ歩く。
白い家が密集して路地は狭く迷路のように入り組んでいる。
今は裕福な人たちの居住区のようで、いたるところに美しいパティオ(中庭)を見ることができる。
生活雑貨店、土産屋、レストランも多く、こんな街なら道に迷うのもまた楽しい。
この日はフラメンコを聞こうと決めていた。サンタ・クルス街のタブラオ「ロス・ガリョス」に入る。
素晴らしいパフォーマンスだが連日の運転の疲れとワインによって睡魔に襲われる。
ぼくは、自分の瞼を両手でつり上げながら本場のフラメンコを目に焼き付けるのであった。

5日目コルドバ


ぶらり旅、またまた寄り道

 本日も快晴。セビーリャのホテルで朝食をとり、9時にコルドバへ向けて出発だ。
セビーリャからコルドバへは約200キロ。移動距離が少ないのでぶらりと気の向いたところで
ハイウェイを降りてみようと思っていた。
ハイウェイの両側は果てしない荒野が広がっている。走っているとぽつんぽつんと小さな町へつながる降り口を見かけるのだが
小さな田舎町ばかりで予備知識もなく、いくらぶらりといっても実際どこで降りるかの判断が難しい。
 セビーリャを出発してから1時間くらい走ったところに小高い丘の上にある気持ちのよさそうなカルモナという町があった。
休憩もかねて降りてみることにした。
町の入り口のセビーリャ門を抜けるとサン・ペドロ教会と一際目立つヒラルディーリャと呼ばれる高い塔がある。
町はちょっとした観光地のようだが、列車の旅で立ち寄れるような場所ではないので観光客は多くはない。
 町の郊外には1世紀から4世紀の古代ローマの広大な埋葬遺跡があり重厚な歴史を感じる美しい町だ。
土産屋、スーパー、雑貨屋、電気屋、銀行などどれも、こじんまりとしているが歴史と生活感が自然に共存している。
教会は見学することができ、階段を上っていくと町を一望できる展望台があり白い家々と連なる山々の景色が素晴らしい。
スペインドライブ旅行ではなかなかの穴場です。

   
   歴史の町カルモナ


 カルモナでゆっくりしてからコルドバへ向かう。
今日のホテルはコルドバで有名なメスキータ(イスラム教の礼拝堂)の横にあるコンキスタドールというホテルだ。
メスキータはすぐ見つかったがホテルにたどりつくまでまた大変だった。
ここは大きな観光地で人口密度も高くメスキータのまわりには小さな路地が入り組んでいる。
しかも一方通行が多く、しばらく車でぐるぐる迷うはめになったが、午後5時になんとかホテルにチェックインできた。
 メスキータの見学は翌日にまわして、夕食をかねてメスキータ周辺の旧ユダヤ人街を散策する。
路地は細く迷路のように入り組んでいるが、やはり美しいパティオがたくさんあり思わず立ち止まって見入ってしまう。
 翌日の早い時間にメスキータを見学した。
ガイドブックによれば午前10時から開場されるようだが実際はそれより前の時間から見学できた。
しかも、10時前に入場すると本来6.5ユーロの入場料がかかるところが無料になって得しました。
 メスキータは当初、イスラム教の礼拝堂として建てられたがレコンキスタ(国土回復戦争)により
キリスト教徒の支配下になりカトリック教会の聖堂に改装された。
その歴史は古く8世紀後半に着工したが王位継承の際の拡張工事が4回も行われ、
現在のかたちになるまで500年もかかっているそうだ。
写真のオレンジ色の馬蹄形のアーチは850本もあり、イスラム教とキリスト教のごった煮のような不思議でグロテスクで、
そして美しい異空間です。
 ぼくらが訪れた時間にはミサが行われていて荘厳なパイプオルガンがメスキータに響きわたっていて素晴らしかった。
メスキータ見学は早朝がおすすめです。

   
  メスキータ  


6日目ふたたびトレド


旅のおわりに


 6日目は初日に宿泊したトレドが目的地である。コルドバからトレドまで約400キロだ。
目指すホテルは数日前にも宿泊しているパラドールなので今日の運転は気が楽だ。
 天気もよく順調にハイウェイを走り、トレドに午後4時に到着。
初日のトレドは迷いに迷い夜遅くの到着だったので観光はまったくしていなかったので駐車場に車を預け夕暮れの
トレドの街を歩くことにした。
この街は周囲の山から見下ろしても美しく感動するが、坂道の多い街をうろうろ歩くのも楽しい。
しかし、初日より早く到着したといっても、もう夕暮れ時である。
ゆっくりカテドラル内部や、サンタ・クルス美術館を見学している暇はない。
去年も足早にこのトレドを訪れているがやっぱり、少なくともまる1日は時間をかけて見てまわりたいものだ。
1500年以上の街並みを残し、歴史あるその建物を縫うように張り巡らされている細い路地は
今日も観光客で賑やかだ。
あてもなく歩いていても教会や、歴史的建造物、面白そうな土産屋もたくさんあり飽きることがない。

 スペインの名言にこんなものがある。
「もし1日しかスペインにいられないなら迷わずトレドに行くべきである」

しばし、トレド散策を楽しんでいる間に日が沈んでしまった。
ふたたびハンドルをにぎり、この日は迷うことなくパラドールに到着。
トレドの輝く夜景を見下ろしながら今回の旅が明日で終わってしまうと思うと少し寂しい気持ちになる。

 7日目の早朝、白い息をはきながら車に乗り込みマドリードのバラハス空港へと。
そしてぼくたちは、無事に日本へむかう機上の人となった。


旅をふりかえって

 今回の旅をふりかえって一言で要約せよ、といわれたら開口一番「よくぞ、無事にかえってこれた!」で、あろう。
アンダルシア地方の要所を足早ではあるが、レンタカーで当初の日程通り終えることができた。
いささか、きついスケジュールであった。
ハイウェイは日本と違い、ほとんどタダ同然で道幅も広くとても快適な運転ができた。
しかし予約していったホテルのほとんどが都市部にあり、ホテル付近での渋滞、一方通行の多さには閉口した。
とても疲れる旅だったが車で走らないと見えてこないスペインの表情を垣間見ることができとても充実した旅でもあった。
輝く地中海、美しい白い町、おいしい料理、素晴らしい音楽、多くの親切な人々に出会うことができました。
何度でも行ってみたいスペインです。

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